人財育成/新人初日/大切な日/初日ポジション/
先日、新しい学生の女の子が
新人スタッフとして、加わってくれた。
初日、2日目と
その次の日と少しずつ、
成長していくわけだが、
大切かつ重要な日は
1日目2日目。
特に、
初日の立つ位置(ポジション)が
その後の行動範囲をきめてしまう事が
多くあるように思う。
初めての日
手っ取り早く
洗い物を一生懸命させてしまうと
洗い場に落着いてしまい、
居場所として認識してしまう。。
洗い場は
非常に重要なポジションなのだが、
お客様と接する機会は無く、
料理をする事もない。
お客様がお食事をされた後の
テーブルから下げられた
食器やグラス、
調理で使ったボールや箸などの
調理器具を洗うと言う事が
作業になり、仕事になっていまう。
あくまでも
受け身のポジション。
能動的に仕事をしようとしても
場の清掃くらいになってしまう。
初日に受け身主体ポジション、
しかもあまり考えなくても
時間をかければ、作業自体は
終わってしまうし、
食器一やグラス一つあれば、
作業が発生するので、
仕事をしている感に陥りやすい。
初日や2日目に
洗い場を中心に陣取ってしまうと、
マインド面でも
作業面でも次に覚える事に対しての
ハードルを一つ上げてしまう。
初日2日目は
とにかく、
「場に慣れる」
「店の一員になる」
を意識し、
頻繁に仕事が発生しやすい
オーダー商品を覚えてもらう。
うちの店で言えば、
「生ビール・ハイボール」
「京もつ鍋」
これをまずは
実際にオーダーをこなしながら、
作り方を覚え、
時にはあたふたしながら、
先輩に教えてもらい、
手伝ってもらいながら、
少しずつ慣れて、
一員になっていく。
もちろん、
ドリンク場をしていると、
生ビールやハイボールの
オーダーだけではなく、
他の商品もオーダーされるので、
自然に覚えていく。
短い時間だけでも
今まで知らなかった事を
知ることが出来、
できるようになり、
実際にお客様に提供する。
人生経験そのものが少ない
若いスタッフには
本当に良い経験になり、
充実感にもつながる。
「仕事って大変だど楽しい」
まずは、
この感覚を感じてもらう事が
初日2日目の課題になる。
最初は何もできないのが
当たり前。
求めたところで、
インプットがないので、
何も引き出せない。
自分たちの常識の狭い範疇
だけにとらわれていると
できない新人ちゃんを叱ったり怒ったり、
してしまう。
もちろん、覚える気ややる気がない場合は
別だけど。
ただ、
初日からやる気のない人は
本当に稀。
やる気が無かったらそもそも、
初日から来ない。
なので、
やる気をなくしてしまっているのは
「お店側」の責任が大きい。
と思う。
少しずつ覚えていき、
インプットを増やし
自分なりの「引き出し」を増やし
どの場面でどのタイミングで
その「引き出しの中にある知識や経験」を
出して実践するかが
スキルに繋がってくる。
何度も言うが、
「初めから出来る人は居ない」
初日から
一週間くらいは
ほぼ毎日インプットする事だらけ。
そのインプットした事を
きちんと引き出しにしまっていく作業が
大切になる。
一度に多くの事を
インプットしても
知識という引き出しに入れる事が
できなければ、
ただ教えてもらった事に過ぎず、
明ける事も出来ず
スキルには繋がらない、
教えてもらった事を
きちんと自分の中に入れて、
実際に開けてみて
実践して初めて、
自分のスキルとして習得できる。
これの繰り返しで
少しずつ出来る事も増えてきて、、
少しずつ自信が積みあがっていく。
その積み上げができるかどうかは
初日、2日目の大きな課題になる。
とにかく、
2日目は自分が初日で切るようになった事
を披露す場であり、
積み上げる場なのである。
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